〜参考文献〜


●城郭関係●

★宮坂武男 『図解 山城探訪』
長野県内の山城、砦等1000カ所以上を調査した記録です。自作の縄張り図、鳥瞰図、調査資料を城別に詳細に記してあります。 仕事のかたわらで数十年かけて調査を行ってきた宮坂先生は偉大な方だと、これを拝見するたびに感じます。
非売品で発行部数もわずかな為、地元の図書館、教育委員会等に寄贈されているようですが、先生の地元の岡谷図書館に 行くと、全巻がそろっています。
岡谷付近にお越しの際は是非立ち寄って見てください。また、長野県内の山城で、不明な点があれば是非これを参考にしてください。

図解 山城探訪 諏訪編宮坂武男長野日報社1995年
図解 山城探訪 第2集 改訂木曽資料編宮坂武男長野日報社2002年
図解 山城探訪 第3集 改訂上田小県資料編宮坂武男長野日報社2004年
図解 山城探訪 松塩筑資料編宮坂武男長野日報社1998年
図解 山城探訪 上伊那資料編宮坂武男長野日報社1998年
図解 山城探訪 第6集 安曇資料編宮坂武男長野日報社1999年
図解 山城探訪 第7集 下伊那資料編宮坂武男長野日報社1999年
図解 山城探訪 第8集 佐久北部資料編宮坂武男長野日報社2000年
図解 山城探訪 第9集 佐久南部資料編宮坂武男長野日報社2000年
図解 山城探訪 第10集 更埴長野資料編宮坂武男長野日報社2000年
図解 山城探訪 第11集 水内資料編宮坂武男長野日報社2001年
図解 山城探訪 第12集 高井資料編宮坂武男長野日報社2002年

※2015年現在、戎光祥出版より『信濃の山城と館』(全8巻)として、さらに山梨・群馬など周辺県のものも加えて復刊されております。完売となっているものもあるようですが、手に取るチャンスが増えたようで何よりです。
戎光祥出版(株)HP http://www.ebisukosyo.co.jp/

東京都内の図書館では国会図書館・都立中央図書館・青梅市中央図書館に配架されています(2015.11.12現在)。

◎宮坂ファンのみなさまへ 「諏訪の山城」 (諏訪の魅どころガイドサイト内)
若き!宮坂武男先生が諏訪地域の山城を案内する動画が見られます。各城約5分、全25城を紹介。
もちろん、自作鳥瞰図を用いながら説明されてます。 おそらくですが、この動画は地元ケーブルテレビのLCVで昔放映されていたものではないかと思います。



★『日本城郭大系』(新人物往来社のちに中経出版から再版、1980年)
全20巻(そのうち別巻2冊)、北海道から沖縄まで全国の城館を網羅する云わずと知れた本。行きたい城があったら、まずはこの本で基本情報を得よう。
一度再版されたようですが、現在は絶版、重版未定となっています。市町村立図書館でも結構配架されているところがあるようです。

★千田嘉博・小島道裕・前川要『城館調査ハンドブック』(新人物往来社、1993年)
これから実際に城館へ行ってみようと考えている超初心者から、城歩きのベテランまで必読の書。
その内容は、中世城館とはどのようなものかといった概観からはじまり、文献史料による調査方法、地形図・地籍図・空中写真の活用方法、さらに縄張り図の書き方や発掘調査の実際に至るまで、多くのノウハウが詰まっている本です。
この本も絶版になっているようですが、市町村立図書館にポツポツ配架されています。

★西ヶ谷恭弘『日本史小百科〈城郭〉』(東京堂出版 1993年)
城郭の歴史をまとめた本。原始・古代から近世・近代に至るまで城郭がどのように変化していったのかが理解できます。また、専門用語の解説も充実してます。




●参考史資料●  解説の一部は『国史大辞典』を参照した。

★甲斐国志
江戸時代後期に編纂された甲斐国の地誌。
編者は松平定能。全124巻。
文化2年(1805)に編纂事業が開始され同11年11月に完成、71冊に製本して幕府に献上した。国立公文書館内閣文庫に現存する。
城郭に関係する巻として、第38巻以降の「古蹟部」に歴史的地名・城跡・館跡・寺跡などを掲載、考証している。また、第92巻以降の「人物部」に武田氏歴代や親族・有力家臣などが記述されている。
刊本は、大日本地誌大系シリーズの佐藤八郎校訂『甲斐国志』第2版(雄山閣、1998年)の全5巻が代表的なもの。

★甲陽軍鑑
武田信玄を中心とする甲州武士の事績・心構え・理想を述べた書物。
著者については、その大部分を信玄の老臣高坂弾正昌信(虎綱)が天正3年(1575)および同6年に記した体裁になっているが、後人の仮託であろう。
成立時期も不明だが、寛永年間(1624〜44)にはすでに武士の間で読まれていることから元和(1615〜23)頃には成立していたと思われる。
実録とはいえないが、史実として必ずしも荒唐無稽ではなく、参考になる点もある。
刊本は、酒井憲二編著『甲陽軍鑑大成』(汲古書院、1994年)の全7巻が最新。本文篇(上・下)のほかに索引篇・研究編・影印篇(上・中・下)からなる。

★信府統記
信濃府中であった松本の地誌・歴史・伝説などを記したもの。
享保9年(1724)12月の藩主水野忠恒による序記があり、全32巻。
信濃の諸城・郡境の沿革、寺社の由来、名所記・道程記などを収める。
刊本は、新編信濃史料叢書第5・6巻『信府統記』(信濃史料刊行会、1973年)が代表的なもの。

★新編武蔵風土記稿
徳川幕府編纂の武蔵国の地誌。
武蔵国の沿革、国造・国司の任国表、山川、芸文などをのせたもの8巻、郡誌・町村誌をのせたもの257巻、編纂者名を記した付録1巻の計266巻よりなる。
文化7年(1810)に稿を起し、文政11年(1828)に稿を終わり、天保元年(1830)に幕府へ上呈した。
郡誌・町村誌は、武蔵国22郡を郡ごとにまとめたもので、各郡のはじめに郡の概要、これに続いてその郡の町村について、起源沿革、地形、土質、近隣町村、道路、江戸日本橋よりの行程、田畑の割合、物産、戸数、検地年代、支配、高札場、小名、山川池沼、用水、寺社などを詳細に記し、そのほかに風俗・習慣も紹介している。
記載内容にやや統一を欠くが、化政期における武蔵国全町村を網羅した地誌として利用価値が高い。
国立公文書館内閣文庫に『新編武蔵風土記』浄書稿本があるほか、翻刻が『大日本地誌大系』に収められている。 また、文献出版から影印本が刊行されたが、同社の解散により中断となった。

★長野縣町村誌
明治7年(1874)、政府の指示によって各府県に国史編輯局が設置され、一定の標準形式に従って記述された郷土誌・郷土史というべきものを編纂する事業が開始された。いわゆる官撰地誌編纂事業である。
長野県では明治7年から凡そ10年間、県庁内に国史編輯局が設置され、同12年から16年頃に各町村から地誌が提出された。
しかし、この事業は明治17年(1884)に打ち切られてしまった。全国から提出された町村誌は東京帝国大学に保存されていたが、関東大震災によってほとんどが焼失した。
幸い長野県では各町村から提出された地誌の原本が県庁に保管されていた。
昭和11年(1936)、書庫の隅に死蔵されていたこれらの地誌がまとめられて刊行されたが、発行部数が少なかったたため、一般には行き渡らなかった。そのため、復刻版が何度か刊行されている。
現在、一番目に入るのは、郷土出版社から昭和60年(1985)に刊行されたもので、第1巻(北信篇)、第2巻(東信篇)、第3巻(中・南信篇)からなる。
その内容は、各町村の山川・道里・戸口・物産・旧祠・古寺史蹟・古文書・廃墟・残碑などによって構成されている。
だが、原本は編纂者による校訂がされておらず、誤謬が多いこと、さらに、町村によって内容の精粗の差が非常に大きいことなどが指摘されている。
しかしながら、長野県内の前近代における地誌情報が網羅されているため、その利用価値は大きい。




●参考サイト・城攻めに役立つサイト●

―地図関係―
GSI HOMEPAGE 国土地理院
国土交通省国土地理院のHP。「地理院地図」では地形図を見ることができるのはもちろん、昔の航空写真を確認できるので、城域がどのように利用されていたのかなど、新たな発見が得られます。

Google Map
言わずと知れた地図サイト。当サイトでも利用させていただいてます。

今昔マップ on the web
全国10地域(信濃はハズれてます…)について、明治期以降の新旧地形図を切り替えながら表示することができるサイト。見たい場所の新旧地図を即座に見比べることができるのがうれしい。
使用上の注意をお読みのうえ、ご利用ください。

歴史的農業環境閲覧システム
こちらは関東限定の新旧地図を見ることができます。旧地図は「迅速測図」を利用しているので、当時の土地利用がカラーで表示されて見やすいです。時間を忘れて、いつまでも眺めてしまいます…

スタンフォード大学図書館所蔵 大日本帝国陸地測量部 5万分の1地形図
旧日本陸軍が明治後期から昭和初期にかけて作成した地形図がWeb上で見ることができるサイト。大学図書館では重厚長大!な製本されているものを、ひっぱり出して閲覧していましたが、それがこんな気軽に見られるなんて…。長野県はもちろん、日本全国ほぼ網羅されています。
スタンフォード大学図書館が所蔵する、旧日本軍が作成した東アジア地域の地図群である外邦図のひとつ。


―文献・史料関係―
国立国会図書館
説明するまでもないサイト。あらゆる図書、雑誌記事を検索でき、足を運べば閲覧・コピーできます。

東京都立図書館
東京都民にとってかかせないサイト…でしょう。「統合検索」を使えば、都内公立図書館の蔵書や論文・雑誌記事を一度に検索できるため、あまり配架されていな図書・雑誌を探している時、どこの図書館に行けば入手できるか確認できます。

CiNii Articles(サイニィ)
論文を探すときに便利なサイト。論文タイトルに入っているワードで検索できます。
そのほかに、探している本がどこの大学図書館に蔵書されているのか、検索できます。

東京大学史料編纂所
日本中世史研究者には必要不可欠な施設。サイト内の「データベース検索」では、所蔵史料の検索はもちろん、一部ですが、その史料をWeb上で画像データとして見ることができます。
また、古文書・古記録のフルテキストデータベースでは、膨大な文書・記録の全文がテキストデータ化されているため、キーワード検索ができます。
電子くずし字字典データベースも古文書を読む際には利用価値大。
そのほか、たくさんのデータベースがあります。

長野県立歴史館 信濃史料
あの膨大な『信濃史料』がWeb上で見ることができるサイト。『信濃史料』とは、古代から江戸時代初期までの信濃国に関係する史料を活字に翻刻し、年代順に編集した30巻32冊の史料集。
昭和26年(1951)から昭和44年(1969)にかけて編纂・刊行されたため、現在では年代比定や翻刻など修正すべき部分が多く出てきていますが、それでも長野県において『信濃史料』を超える史料集は当分出てこないでしょう。
もちろん、キーワード検索もできます。

長野県市町村史誌目次情報データベース
長野県内の市町村史誌の目次がこのサイトで確認できます。


―発掘調査など考古学関係―
奈良文化財研究所 全国遺跡報告総覧
独立行政法人国立文化財機構の奈良文化財研究所が運営するデータベースのひとつ。
大学図書館でもなかなか揃っていない全国の発掘調査報告書がWeb上で読むことができます。
全てではありませんが2016年現在、18,000件以上の報告書が電子化されており、全文検索やダウンロードができます。 城郭における発掘調査も少しずつではありますが、進んでいるため要チェック!
また、全国の考古学関係のイベント情報がアップされてます。



今後も少しずつ追加していきたいと思います。