荒砥城

あらとじょう




荒砥城は葛尾城と千曲川を挟んで対岸に位置する。ここは千曲川の両岸の距離が極端に狭まっており、 佐久、上田方面から善光寺平へ出る直前の関門になる要衝の地である。
もともとここは村上氏の一族である山田氏のものとされているが詳細は不明である。 村上氏から武田氏の時代に変わると屋代氏の持城となり、さらに上杉景勝が武田氏滅亡後 進出、この城は周辺の地方豪族による城番管理がされた。
天正11年(1583)城主屋代秀正は徳川家康に内応し、荒砥城に立てこもったが、 上杉方の猛攻で脱出しその後廃城となった。
<場所>千曲市上山田城山
<行き方>国道18号温泉入り口信号を西へ
万葉橋を渡り城山入り口信号をそのまま直進
約1.5q先城山史跡公園入り口右折
<駐車場>公園前に10台
<撮影日>2003年10月
<参考文献>『日本城郭大系』8




現在主郭には館、兵舎、二の郭には櫓、兵舎、その他に門、石垣などが復元されており、二の郭兵舎は 映像、展示室になっていて、荒砥城の歴史、周辺の観光などが案内されている。 当時の遺構は以前遊園地化された時に削平されたため、正確にはつかめないようだが、ここまで復元して しまえば当時の山城の状況、雰囲気がつかめて一度は見ておくのもいいかもしれない。 しかし、他の山城はそのままにしておいてもらいたいというのが私の思い。
中上 二の郭復元門  右上 主郭より二の郭の兵舎、櫓
   
左上 二の郭虎口  中上 主郭虎口  右上 二の郭より尾根下の三、四、五の郭方面
千曲川の対岸南東方向には葛尾城の全景が見られる、また北側には屋代、長野方面など展望は最高。



二の郭へ行く手前の石垣
ここの部分は道の下にあったのだがいつ頃のものかは不明。



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