蟻塚城ありづかじょう《別名》 中之城
『蟻塚城鳥瞰図』![]() ![]() ![]() 【左上】蟻塚城西側より主郭方面 神社入り口から段郭状に東へ登っていく。主郭まで約250m。 【中上】堀切 神社建立時にだいぶ地形は変わっただろうが、数カ所で郭間に堀切が確認できる。 【右上】御射山神社 二の郭に相当する場所で背後に土塁が確認できる。神社は昭和27年にこの場所に移設されてきたが、 その際地ならしを行ったところ礎石や青磁の陶片などが出てきたという。 ![]() ![]() ![]() 【左上】主郭 神社背後の堀切を越え、腰郭を登ると主郭に出る。内部は林となってしまっており 現在見通しはまったく利かない。 【中上】主郭背後の土塁 東側背後から南北にコの字形に連なり、内部からの高さは東側で約2.5m。 【右上】主郭背後の堀切 湧き水があり、ここが水の手であったようだ。 〜感想〜 主郭から二の郭までの南側下部には腰郭、横堀らしき遺構も見られる。尾根上に郭を雛壇状に並べた 簡単なものだが、伊那地方においてはあまり見ないタイプではないか。 背後の山の尾根上には守屋山城があり、根小屋的な蟻塚城に対する詰め城的存在といわれているが、 今回は未確認。 |