犬甘城

いぬかいじょう




犬甘(いぬかい)城は松本城の西北約1qにある城で、鎌倉時代以来この地の豪族犬甘氏の城であった。 その後の経過は定かではないが、松本城(深志城)のすぐ近くにあり見晴らしが利くので、 詰め城、砦もしくは烽火台としての役割を持っていたのではないか。
江戸時代天保14年(1843)、松本城主戸田光庸がこの地を公園として 領民に開放したとう記念の石碑が残っている。
現在も城山公園として整備されてはいるが、主郭を中心に3つの郭、堀切等の遺構がわずかながら確認できる。
<場所>松本市蟻ヶ崎
<行き方>松本駅東口より北上する道を約1q
城山公園入口信号を左折 城山公園を目指して約1q
<駐車場>公園駐車場 20台
<撮影日>2003年12月
<参考文献>『日本城郭大系』8




公園の西側(左図の上側)が遺構の部分 左図の下側は芝生の公園

左上 公園より主郭部  主郭の北側はそのまま堀切となっているが、それより北側は公園として 改造されてしまった感じがする。さらに公園の背後は鳥居山という比高60m程の山となる。
中上 主郭  公園側の東側から南側にかけて一段下に帯郭がある。
右上 主郭と二の郭の堀切

左上 二の郭より主郭方面  右上 三の郭 ここには展望台があり、松本平一帯を見渡せる。

左上 展望台より東側 山辺谷方面  右側の尾根先端が林城 。左側には桐原城があるはず。
中上 展望台より南東側  写真右側の独立した山が中山。その向かい側左側に位置するのが 埴原城
右上 展望台より南東側松本市街にある松本城(望遠撮影)

左上 展望台より公園の西側部分  西側は断崖となり奈良井川がある。現在その間に国道19号と篠ノ井線が走る。
中上 城の南側  段郭らしき遺構が確認できる。南側から東側はなだらかに松本平へと繋がる。 南側は遺構があるが、東側は公園、その先は住宅地となっている。
右上 城の遺構と公園の間にある堀跡か  現在は写真のように人工的に加工されているが、 もともと空堀があったのではないかと思われる。
  


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