柏鉢城

かしわばちじょう




柏鉢城は弘治年間(1555〜58)に信玄によって築かれた。当時善光寺平一帯は上杉氏の支配下であり、 武田軍は山間部の柏鉢から鬼無里を経て戸隠、飯縄方面へと攻撃路をとらざるをえなっかた。 このようにこの城は武田軍の信越国境への軍事拠点として造られた。
その後、上杉景勝がこの地方を支配するようになり北国脇街道が整備され、この山間道は衰退。柏鉢城の 軍事的意義も無くなっていった。

<場所>上水内郡中条村上清水
<行き方>県道401号 廣福寺が目印
<駐車場>廣福寺駐車場3台
<撮影日>2003年11月
<参考文献>『日本城郭大系』8


柏鉢城へは虫倉山登山道への林道途中からの道と廣福寺からの道がある。
林道途中の道は駐車場が無い。その先500mくらい登った所、虫倉山登山道手前に5台程の駐車場がある。
この道が大手道にあたり、その下の集落に屋敷群跡、水道施設の跡などがある。
廣福寺からは尾根伝いに登ることになり、約30分程で主郭に着く。

【左上】主郭虎口跡より主郭を眺める  縄張りは簡単なもので主郭は東西に50m、南北15m程。 南側、北側は断崖である。主郭東西下には堀切があり、いくつかの小郭が尾根上に有る程度。
【中上】主郭より南側の景色  南下の麓には屋敷群がある。現在は本当に山の中で城のあるような場所とは思えない。
【右上】主郭南西下にある井戸跡

【左上】麓集落の上部にある石垣  柏鉢城は惣構えであり、屋敷群跡、それを囲む土塁が存在するというが、 今回は見つけることができなかった。下調べをして再チャレンジしたい。
【中上・右上】 水道跡  湧き水から屋敷群の中を水道が通り、自然の沢に排水している。ここも下調べ不足で ハッキリと確認できなかったが、水路が石垣でできており、かなり大がかりな土木工事を行った事がわかった。



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