内山城

うちやまじょう




内山城は佐久より上野西牧、南牧を経て関東に出る街道沿いにある要衝の城である。 永正年間(1504〜21)に大井氏によって築城されたと思われる。
天文15年(1546)信玄は佐久の諸城を攻略し、この城を重視して上原(小山田)伊賀守昌辰を配した。 上杉憲政の軍が内山峠を越えて侵入したり、村上義清が攻めてきたりしたがよく守られた。
比高は80m程だが断崖が周りを囲んでおり要害の地である。本丸の北側に帯状に二の丸、三の丸があり、 さらに下ると水の手、堀切がある。その堀切を尾根上に北上すると内山古城がある。
本丸の東、南側にも帯状に広い郭があり、周りは断崖となる。その下方に一番大きな削平地である「馬場の平」 と呼ばれる馬場跡があり、尾根上に長さ70m程、幅20m程の広さで残っている。
<場所>佐久市内山
<行き方>国道254号佐久市街より5q程内山峠方面、 左側円城寺方面へ旧道に入り円城寺駐車場へ
<駐車場>円城寺駐車場15台
<撮影日>2003年9月
<参考文献>『日本城郭大系』8


【左】円城寺本堂と後ろが内山城
登り口は駐車場より南側絹笠神社、長福寺方面に回り込むと案内板がある。
【上】三の丸
登山道より見ると三の丸、二の丸が小さく見えるが東側へと回り込んでいて、本丸の 帯郭状になっている。

【左上】本丸より佐久方面  【右上】群馬県境内山峠へ向かう谷の道 現在国道254号

【左上】本丸  登山口から急峻な道を約20分で到着 途中にいくつか郭があり、ベンチのある郭 より少し上に馬場の平へ行く道が右に続くがほとんど分からない状態。尾根上に出るように進めば 出会えるでしょう。また所々に岩場、崖があるので注意しながら歩こう。
【右上】二の丸北側  途中の道からは木が生い茂っていて、こちら側が見えない。
この北側から水の手、堀切に下る道があるが、少し分かりづらい。よく探すとうっすらと道がある。

【左上】二の丸北側下にある石塁  石塁は点在しているので注意していれば見ることができる。
【右上】三の丸北側下方にある堀切  三の丸から70mくらい岩場を下ると堀切がある。尾根自体はなだらかなものなので、一瞬堀切かどうか 迷う。この尾根を北へ行くと内山古城があるとの事だが未確認。
  


「馬場の平」
登山道途中のベンチが置いてある郭の少し先を右に道を逸れ(一応微かに道がある)尾根上を 目指して徐々に上を目指すとある。
ここも三方を崖に囲まれている。内山城を遠くから見るとこの部分が肩になっており非常に目立つ。


堀切をさらに下って「香坂入」と呼ばれる沢沿いに左へ左へと降りてくると、大規模な石塁が数多く見られるが これは後の耕作地跡か。
内山古城へ通じる道があったという話を聞いたので、今は森林の中であるがもともとは道があり、 耕作地が続いていたのかもしれない。


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