南部城山

なんぶしろやま





城山に関しての歴史は不明であるが、烽火台、焔硝倉跡といい伝えられている場所がある。 また、周辺には 南部氏館や 天文年間に穴山信友が建立した円蔵院などがあり、関連が注目される。


【左】南部氏館付近より城山方面
館の西方300m、北西から南東方向に尾根が続いている。 その中央部から北方向へ支尾根が延びている。
この支尾根上を中心に尾根に削平地が続いており、かなり規模は大きい。 だが、すべてが遺構といえるのか判断し難い部分もある。
<場所>南巨摩郡南部町南部
<行き方>県道803号を南部中学校、妙浄寺方面に入り、 その間を通る道を上っていくと峠手前に駐車場あり
<駐車場>3台
<撮影日>2006年1月
<参考文献>『日本城郭大系』8
<参考サイト>史跡訪問」 「飛騨の山猿大王


【左上】城域南側の郭  車道から尾根上の遊歩道に入り北へ歩いてくると、切岸が現れる。道は右側に回りこみ、 左手上方には削平地が約80m続いている。おそらく南側を防御する郭群と思われる。
【右上】尾根分岐地点  南側の郭からさらに切岸を上がったところが北西尾根と北尾根の分岐地点で、 ここには比較的大きい郭が有り、僅かながら北側に土塁が確認できる。
この先、北西尾根上には郭と思われる削平地がさらに続いている。

【左上】北尾根主郭付近  北尾根に入ると堀切に二本の土橋を渡したところがあり、その間の窪地が 焔硝倉跡とする伝承があるという。
その先数段の段郭を登ると、南側に僅かに土塁が残る郭がある。(写真)
その北側の郭を『大系』では主郭としている。
【右上】城山南端部  城山を横断する車道南側尾根には東屋が建っているが、そのさらに南側の 頂上付近に削平地が確認できる。果たして遺構なのか判断できないが、城山の尾根の広い範囲に このような削平地が確認できる。


〜感想〜
現在、主郭といわれる付近は藪化しており、詳細がわからないのだが、 北尾根に規模の大きい堀切が数条確認でき、主郭といわれる周辺には防御の為と思われる 段郭が確認できることから、この北尾根が城域中心部という感じはする。
南部氏との関連はわからないが、城山は富士川の谷へと突出した山であることから目立つため、 武田氏時代に烽火台として使用された可能性は十分にある。



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