忍野鐘山

おしのかねやま




忍野鐘山は鎌倉街道に沿って設けられた烽火台の一つである。南東部山中方面と北西部富士吉田方面とを 結ぶ位置にある。南側直下を鎌倉街道が通っており、交通の要衝でもある。

<場所>南都留郡忍野村忍草
<行き方>国道138号忍野入口信号東へ入る
桂川を渡る鐘山橋から東海自然遊歩道へ
そこから徒歩約25分
<駐車場>鐘山橋手前100m路肩に駐車スペース有り 2台
<撮影日>2005年11月
<参考文献>『日本城郭大系』8

【上】北側より忍野鐘山  東側から張り出した尾根の西端部に位置し、北、西、南と桂川が 巻くように流れている。その桂川を隔てて南側に鎌倉街道が通る。

【左上】鐘山入口部の平坦地  鐘山橋から遊歩道を歩いて約10分で忍野発電所が見える峠にでる。 そこの部分から西へ続く尾根に入る。南側にはかなり広い平坦地があるが、当時の遺構か不明である。
【右上】東側より鐘山  尾根に入って藪の中を10分程行くと、途中に一端堀切状に 谷になっている所があり、そこから主郭のある山を望んだところ。
谷部分も平坦になっており、おそらく発電所の峠部分から続いているものと思われる。

【左上】主郭  尾根に入って約15分で主郭。距離にして300m程であろうか。
主郭手前には堀切、そして尾根を削平した細長い郭があり、虎口も確認できる。 主郭の南側には腰郭が数段確認できる。
主郭西側下にはクレー射撃場があり、山が削られているようである。立ち入り禁止の 柵が崖に沿って設けられている。
【右上】主郭より北西側の眺め  富士吉田方面となる。烽火台の連係地点、 吉田城山が樹木の影に見える。


〜感想〜
烽火台といわれるが、主郭、二の郭、堀切、そして虎口も確認できる。また、 発電所への峠部分にある平坦地までが当時の遺構ならば、かなりの規模をもった城で、 他国から富士吉田への侵攻を抑える重要な役割を担っていたとも考えられる。

遊歩道から鐘山まではまったく道が無く、細尾根を行くことになるので、慣れていない人にはお勧めできない 所である。また、夏場は藪がひどくて主郭まで到達できないかもしれない。今回(11月)でも写真を撮っても 藪しか写らない・・・


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