笹尾砦

ささおとりで




笹尾砦は笹尾塁とも言われ、享禄年間(1528〜32)に武田信虎によって諏訪勢の甲斐への侵入を防ぐために 造られ、諏訪下社の浪人衆を置いた。
釜無川左岸の七里岩上にあり、甲斐、信濃国境地帯であるため、極めて重要な地域であった。 時代が下って天正十年(1582)、北条氏が大門峠から諏訪に入り、南下して甲斐の若神子城 に布陣した。当然、ここにも北条勢が入ったであろうから、若干の改造等行われているかもしれない。 
昭和53年には一の郭、二の郭が発掘調査され、土器等が出土している。
<場所>北杜市小淵沢町下笹尾
<行き方>県道17号上笹尾公民館交差点を反対側へ入る
約1q先 城山公園看板を右折
<駐車場>公園前に路駐
<撮影日>2003年12月
<参考文献>『日本城郭大系』8


七里岩の東西両側が浸食谷になっていて、北側に続く尾根を切断した砦である。
南面は崖で下方には釜無川が流れる。
上の写真は四の郭から南西方面の眺め  崖下に釜無川の流れがあり、その先は南アルプス。

左上 三の郭  右上 二の郭と三の郭間の堀切
三の郭と四の郭の間に一番大きい堀切があり、三の郭より南側が遺構を残している。

左上 一の郭  北側から西側、南側は土塁が囲んでいる。高さが2m、上幅が1m程あり南端は物見台が あったと考えられている。
右上 四の郭から五の郭方面  四の郭は現在田圃で、その先の五の郭の切岸がそのまま見える。

左上 五の郭より六の郭方面  五の郭、六の郭間は堀切があり、両郭は現在雑木林。 中には遺構は見あたらず。
右上 五の郭より東側 城の沢  畑になっている腰郭の外側に城の沢があり、谷になっている。



城館探訪〜山梨県〜へ戻る