天上山烽火台

てんじょうさんのろしだい




天上山の山頂からは河口湖周辺、富士吉田市街を中心に周囲を見通すことができる。 また、鎌倉街道が御坂城 のある御坂峠から南下し山裾をまわり、南東の山中方面へと続いている。
沿道にある船津鐘撞堂、吉田城山忍野鐘山が眼下に見える。
このような立地状況から、重要な烽火台であったことが窺える。

<場所>南都留郡富士河口湖町船津
<行き方>国道137号沿い河口湖ロープウェイで山頂へ
<駐車場>ロープウェイ乗り場 5台
<撮影日>2005年11月
<参考文献>『日本城郭大系』8

【上】河口湖より天上山  天上山と河口湖の狭い間に鎌倉街道が通り、御坂峠を越えて国中地方へと 入る要衝の地である。

【左上】山頂手前にある平坦地  ロープウェイ山頂駅から山頂まで徒歩約10分。
途中に平坦地がある。小屋が建っているため、遺構かどうかわからないが、背後に削平地が ある。写真右手が山頂への道。
【右上】山頂部  削平されており腰郭と思われるものも確認できるが、 周囲尾根には堀切の形跡は確認できず。現在は 樹木によって視界はひらけていないが、この付近一帯を見渡せるであろう。

【左上】河口湖(北西)方面  ロープウェイ山頂駅より。
【右上】南東方面  山中方面への烽火台が一望できる。船津鐘撞堂は天上山の尾根先端部に あったようだが、現在は大半が削られてしまい、遺構は確認できないようである。
小倉山は吉田城山との間に鎌倉街道が通っているため、何らかの施設があった可能性がある。


〜感想〜
文献上には登場しないのか、『大系』の関係主要文献欄は空白である。執筆研究者によって 考えられる所の烽火台として載っているのか、伝承のようなものがあるのであろうか。 今後調べて報告したいと思う。
立地から考えると上記の写真等見てもわかるように、要衝の地にあり、烽火台施設が あってもまったく不思議ではない所である。
しかし、遺構らしいものは山頂と少し下の削平地で、堀切は確認できなかった。


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