〜管理人より〜



当サイトをご訪問いただきましてありがとうございます。


はじめに

当サイトは人知れずひっそりとある山城や、開発の波にさらされて消えかかっている、もしくは 消えてしまった城館の存在を、みなさんに是非知ってもらい、訪れてもらいたいという思いを 込めて作成しています。
消滅してしまったけれども、ほんのわずかに痕跡をとどめている城館があれば、その痕跡を載せています。 そこに立ってその場所の歴史に思いを馳せていただきたいと。
そのために最低限のものではありますが、その城館、領主の歴史をまとめて書いています。
そして、そこに行くためのアクセス方法。私が車を使用しておりますので、車でのアクセス方法を 載せてあります。
県単位の道路地図(3万分の1くらい)があれば行けるように配慮しているつもりですが、 もしわからない場合は、メールをいただければ詳細をご紹介できると思います。
また、個別紹介のページの「撮影日」が訪問した日ですので、時間が経過しているものについては、 情報が古い可能性があります。ご注意ください。



管理人のひとりごと・・・

思い起こせば数年前・・・
休日といえばスキー、スノボ、サーフィンに明け暮れていた、爽やかスポーツ青年!だった私は 「山城」なんてものは知らなかった。
たまたま読んだ新田次郎の『武田信玄』に登場する、当時住んでいた近くの上原城に行ってみた。
これがドツボにハマっていく最初の一歩だった・・・
城内には何もなかったが、小説から想起される様々なものが、そこにあるように感じた。
城を造った人々、守った人々の息づかいをわずかな遺構から感じ取っていた。
そこには今まで自分の知らなかった謎めいていて不思議な、何か惹きつけられる世界が広がっていたのである。
そして、私の城めぐりが始まった。

はじめのうちはただ見て回っているだけでも、城攻め気分のハイキングでウキウキしていたが、 そのうちに当時の城の姿を頭の中で復元していく作業がおもしろくなり、そのためにあらゆる情報を調べるように なった。
でも、所詮は素人の趣味である。
私はそれでは飽きたらず、何を考えたのか?プロになろうと決心したのだった・・・
そして、三十路も残りわずかとなった私は今年の春から日本史学専攻の大学生となってしまったのである。
果たして将来どうなることやら・・・4年後、この文章をどのように書き直しているのか、私自身 とても楽しみである。
2005年8月30日


以下、2016年8月13日 追記
上の文章を記してから11年の歳月が流れた。今、振り返ってみれば、恐ろしく無謀なことをしたものだ…と感じている。
しかし、後戻りもできないので、必死で勉強・研究に励み、大学院へと進み、今年の春、ようやく史学の博士号を取得するところまで来た…というか来てしまった。
「歴史学」というものを勉強している間に、私の戦国史観もずいぶん変わってしまった。ひとことで言うと「戦国大名権力の相対化」である。武田信玄よりも地域に根ざして生活していた人々に注目するようになった。彼等が歴史を動かしていたのだと考えるようになったのである。でも、このことは地域に人知れず埋もれている山城をめぐり、その城の歴史を考えていた自分からすれば、ごく自然な流れなのかもしれない。
今後は研究を続けながら、普通の生活ができるような仕事に就くことが目標。どうか皆さま、温かい目で見守ってやってください…

そういうわけで、「信玄を捜す旅」というタイトルをもつサイトを運営しているにもかかわらず、現在はだいぶそこから離れた立場で研究をしているため、タイトルを変更しようかと思うことも時々あります。
しかしながら、長年、人さまの目に晒されており、内容もそれほどタイトルと乖離はしていないと思うので、ひとまずこのままで。

私が勉強に励んでいたことでサイトの更新が途絶えていた約10年の間に、WEB上には多くの歴史・城郭系のサイト・ブログ・Twitterなどが溢れ、浦島太郎状態になってしまいました。
甲信地方の城館を紹介するサイトも数多くあり、もはや私の出番は無くなったか…と思うこともしばしば。
しかし、伝承やうわさ話と一次史料(歴史学的検証に耐えうる信頼できる文字資料)に基づく「史実」とが、腑分けされていない解説が非常に多く見受けられることには、複雑な心境です。さらに言えば、歴史はつねに進化・深化していくもので、「史実」もまた変化していきます。
そのため、歴史学をカジった人間として、城郭関係サイトに少しでも新しい風を入れられればと思い、今後も城郭紹介を中心としてサイト運営を続けていこうと思った次第です。
私は城郭研究者ではないので、あくまでも文献歴史学の視点から史料と縄張・現況を見比べつつ、思ったことを綴っていきます。あまり真剣に取り組むと趣味の範疇を越えてしまいますので、気楽にやります。

これからも、人知れず残っている城跡が認知され、地域の人々によって大切に保存されることを願ってやみません。




管理人について


ハンドルネームShige
生まれた年1960年代後半
愛車エクストレイル
城攻め以外の趣味スキー、スノボ、サーフィン、海外旅行
(現在ほとんど休止状態・・・)