金桜神社
かなざくらじんじゃ

山梨県甲府市御岳町



甲府から北へ昇仙峡を経て遡ると甲信国境に金峰山(きんぷさん)がある。 この山は山岳信仰の聖地であり、麓の各地には里宮が 造られた。その中で金桜神社は中核的神社として栄えた。
甲斐の北部山岳地帯の守備にあたったのが、この金桜神社の社家でもあった 御岳衆(みたけしゅう)であり、門前に集落を 形成していた。
昭和30年(1955)の火災により、武田信義造営の中宮、正殿、拝殿など13棟の建物を失った。

【左】拝殿
建物は再建されたものだが、甲府から山奥に入ってきたことを実感させる境内の静けさや 杉林などが歴史を感じさせてくれる。


【左】本殿

火災焼失を免れた文化財の中には武田氏ゆかりの品も多くある。
勝頼奉納と伝える能面八面、大井夫人奉納という住吉蒔絵(まきえ)手箱、 勝頼奉納の筏散蒔絵鼓胴(いかだちらしまきえこどう)、 信玄五男仁科五郎盛信奉納の武具散蒔絵鼓胴などがある。(いずれも県文化財)



行き方甲府より県道7号、または韮崎 より県道27号
駐車場境内脇など各所 10台以上
撮影日2006年3月
参考文献秋山敬『武田信玄を歩く』吉川弘文館 2003年