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![]() 菅田天神社に伝わる小桜韋威鎧(こざくらがわおどしよろい) (兜。大袖とともに国宝)は、いわゆる武田氏の重宝「楯無の鎧(たてなしのよろい)」である。 この鎧は、前九年の役に出発する源頼義が後冷泉天皇から下賜されたとも戦勝祈願した住吉明神から 拝領したとも伝えるが、代々武田氏に伝領され、 躑躅ヶ崎館の 「御旗」と呼ばれる日の丸の旗とともに安置されて祈願の対象とされたという。 館の鬼門にあたるここに奉納したのは信玄で、於曽氏をして守護させたが、 織田氏侵攻により勝頼が落ちていくときには持ち運び、 滅亡後、家臣によって向嶽寺の大杉の下に埋められていたのを、 徳川家康が発見して再びここに戻したと伝える。
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