小野神社
 おのじんじゃ

長野県塩尻市北小野



小野神社は隣り合っている矢彦神社と合わせて信濃国二宮となっている。 境内はすべて塩尻市内だが、小野神社は塩尻市、矢彦神社は辰野町に属している。
小野神社には永禄7年(1564)武田勝頼が戦勝祈願のため梵鐘を寄進し、鐘楼を つくり納めたという。
いつの頃か村人が雨乞いのため、上の山から霧訪山へ引き上げて鐘を打ちならし、 帰りは山頂から転がし落としたので、鐘の一部は破損し、鐘銘もかなり摩滅してしまった。 しかし、古文書等から鐘銘はほぼ全文が明らかになっている。
〔現地解説板より〕

【上】小野神社拝殿  二宮だけあって四方には 諏訪大社並みに大きい御柱が建っている。
梵鐘は普段見ることができないようであるが、寄進された永禄7年は勝頼が 伊那郡代、高遠城主になって 3年目の19歳の時である。
銘文の中で「郡主勝頼」「大檀那 諏訪四郎神勝頼」と名乗っており、勝頼が諏訪氏の 名跡を継ぎ、「神」すなわち正統な諏訪大祝であると内外に示したものとして 注目される。〔『定本 武田勝頼』〕


行き方国道153号沿い JR小野駅より北へ約800m
駐車場神社北側 5台
撮影日2005年8月
参考文献上野晴朗『定本 武田勝頼』