信松院
しんしょういん

東京都八王子市台町



信松院の開基は武田信玄の六女である松姫である。
松姫は永禄4年(1561)9月に生まれ、7歳のときに、織田信長の嫡子で当時11歳の信忠と 婚約したが、その後、武田、織田家が不和になったことで、この約束は果たされなかった。

松姫は織田軍の甲斐侵攻の時、 高遠城を訪れており、 兄仁科五郎盛信の4歳になる督姫を連れて 甲府に戻っていった。途中新府城 にて勝頼の姫で4歳になる貞姫、小山田信茂の4歳になる香貴姫も 伴なう。
松姫一行は八王子に逃れ、22歳の時、心源院に随翁舜ト山和尚を訪れ出家する。 天正18年(1590)に自身の庵を持つべく、現在の信松院の地に移り庵を建てた。
元和2年(1616)4月16日、56歳で没した。


【左】本堂  都会の中の寺院らしく、現代的な建物である。

【左上・右上】松姫の墓  本堂裏手の墓地の中にある。案内板があるので、すぐにわかる。


【左】「武田松姫さま東下之像」
門前に建っている。新しく最近のもののようである。

松姫は庵に居た頃、土地の人々に糸を紡ぎ、絹を織ったりして織物の技を伝え、子供達には 手習いを教えたりした。
松姫が伝えた織物が、後世八王子織物として発展していくことになったという。


行き方国道16号万町信号を西へ入る。
富士森公園西側交差点を右折し、約300m左側
駐車場北側に5台
撮影日2004年8月